初心者のジムメニュー:週2〜3回で全身を鍛える基本ルーティン

 

結論:フルボディ×週2〜3で土台作り

ジムに通い始めた初心者が最初に迷うのは「どんなメニューを組めばいいの?」というところ。結論から言うと、週2〜3回のフルボディ(全身)メニューが最適解です。
理由はシンプルで、初心者のうちは筋肉への刺激が少なくても全身が伸びやすいから。部位分け(胸の日・背中の日など)はまだ必要なく、1回で全身を鍛える方が効率的です。

1日の流れ(ウォームアップ→メイン→仕上げ)

1回のトレーニングは60〜90分程度を目安にしましょう。流れは次のようになります。

  1. ウォームアップ(10分)
    ストレッチや軽い有酸素運動で体を温める。ジムにあるエアロバイクやトレッドミルでOK。
  2. メイン(40〜60分)
    大きな筋肉を優先して鍛える。スクワットやベンチプレスのようなコンパウンド種目(多関節運動)を中心に。
  3. 仕上げ(10〜15分)
    腹筋や体幹、マシンでの軽めの補助種目で終える。最後にストレッチをすると疲労が抜けやすい。

この流れを守ると、効率よく全身を網羅できます。

種目構成と代替案(マシン/フリー)

初心者におすすめなのは「押す・引く・下半身・体幹」の4つをバランス良く入れること。

  • 押す(胸・肩・腕)
    ベンチプレス/チェストプレスマシン
  • 引く(背中・腕)
    ラットプルダウン/シーテッドロー
  • 下半身(脚・お尻)
    スクワット/レッグプレスマシン
  • 体幹(腹・腰回り)
    プランク/アブドミナルクランチ

フリーウエイト(バーベルやダンベル)が怖い場合は、マシンから始めてOK。慣れてきたらフリーに移行すれば安全にステップアップできます。

重量設定(RPEとフォーム優先)

初心者がついやってしまうのが「重い重量に挑戦しすぎる」こと。大切なのはRPE(主観的運動強度)を基準にすることです。

  • RPE8=あと2回できそう
  • RPE9=あと1回できそう
  • RPE10=限界

基本はRPE8程度(余力2回分)を狙いましょう。限界まで追い込むより、フォームを崩さずに続けられる重量で回数を積む方が効果的です。

進捗の測り方(記録ノート/動画)

「成長しているか分からない」とモチベが下がる人は多いですが、進捗を数字や映像で見える化すると続けやすいです。

  • 記録ノート:重量・回数・セット数を書き残す。スマホアプリでもOK。
  • 動画撮影:自分のフォームを確認する。腰や肩の位置を客観的に見直せる。

「先週は40kgで5回だったのが、今週は6回できた」など、小さな成長を可視化すると楽しくなります。

よくあるQ&A

Q: 週1しか行けないけど意味ある?
A: 効果はあるが、伸びはゆっくり。週2〜3に増やせればベスト。

Q: 有酸素運動もやるべき?
A: 筋トレ後に10〜20分程度ならOK。脂肪燃焼や心肺機能強化につながる。

Q: サプリは必要?
A: プロテインは「食事でたんぱく質が足りない時の補助」として便利。必須ではない。

まとめ:テンプレ配布

最後に、初心者向けのテンプレートを紹介します。週2〜3回、全身をバランス良く鍛えられる内容です。

ジム初心者用フルボディルーティン(週2〜3回)

  1. チェストプレス or ベンチプレス:8〜12回 × 3セット
  2. ラットプルダウン:8〜12回 × 3セット
  3. レッグプレス or スクワット:10〜15回 × 3セット
  4. ショルダープレス or サイドレイズ:8〜12回 × 3セット
  5. プランク:30〜60秒 × 3セット
  6. アブドミナルマシン:10〜15回 × 3セット

これを守るだけで、ジム初心者でも全身の基礎が作れます。慣れてきたら重量や回数を少しずつ増やして、成長を楽しみましょう。