結論:体重×2gたんぱく質の中で不足分を補う
「プロテインって1日に何回、何g飲めばいいの?」と悩む初心者は多いです。結論から言うと、必要なたんぱく質は体重×2gが目安です。そのうち食事から摂れる分を引いて、足りない分をプロテインで補えばOK。
例えば体重70kgの人なら1日140gが必要量。食事で100g取れているなら、残り40gをプロテインで補う。これが最もシンプルで無駄のない考え方です。
体重別目安表(回数/1回量)
体重 | 1日の必要量 (体重×2g) | 食事で摂れる想定量 | プロテイン補助量 | 飲む回数/1回量 |
---|---|---|---|---|
50kg | 100g | 70g | 30g | 1回15g×2回 |
60kg | 120g | 80g | 40g | 1回20g×2回 |
70kg | 140g | 100g | 40g | 1回20g×2回 |
80kg | 160g | 110g | 50g | 1回25g×2回 |
90kg | 180g | 120g | 60g | 1回20g×3回 |
※「食事で摂れる想定量」は一般的な食事(肉・魚・卵・大豆製品)をある程度意識している場合を想定。
※「プロテイン1杯=約20gたんぱく質」と計算。
この表を目安に、1回20g前後を1〜3回に分けて飲むのが現実的です。
食事とのバランス
プロテインはあくまで補助。基本は食事からたんぱく質を摂るのが大切です。
- 食事で優先すべき食品:鶏むね肉、卵、魚、納豆、豆腐、ヨーグルト
- プロテインを活用すべきシーン:
- 忙しい朝に朝食代わり
- トレーニング直後のリカバリー
- 間食で余計な脂質や糖質を避けたいとき
→ 「食事7割+プロテイン3割」を意識するとバランスが取りやすいです。
過剰摂取の注意点
「たんぱく質は多いほど良い」と思いがちですが、摂りすぎにも注意が必要です。
- 消化器への負担:1回で50g以上など大量に摂ると胃腸に負担がかかる
- 余剰カロリーで太る:たんぱく質もカロリーなので、必要以上に摂れば体脂肪になる
- 腎臓への影響:健康な人なら問題ないが、腎機能に不安がある人は医師に相談を
目安は「体重×2g程度」。これを大幅に超えなければ基本的に安全です。
まとめ:生活パターン別の例
- 朝トレ派(朝に筋トレする人):
朝食代わりに1杯 → トレ後に1杯 → 夜は食事でカバー - 夜トレ派(仕事・学校後に筋トレする人):
朝食+昼食である程度確保 → トレ後に1杯 → 就寝前は食事で補う - 忙しい大学生/社会人:
朝:プロテイン+バナナ
昼:定食で肉or魚を必ず選ぶ
間食:プロテインバーやヨーグルト
夜:自炊で鶏肉・卵・豆腐を意識
プロテインは「何回飲むか」よりも「1日の必要量を食事と合わせて満たせているか」が大切です。
まずは体重×2gを基準に計算し、不足分を1日1〜3回に分けて補う。このシンプルなルールで、筋トレ初心者でも迷わずたんぱく質管理ができるようになります。